
東喬金熙秀さん(1924~2012)の評伝『学びこそ宝』から
「次世代に財産を残すことは人生の『下』であり、事業を譲り渡すのは『中』であり、人を残すことこそが『上』で最高の人生であると言えます」
一時期東京の銀座などに30棟以上の貸しビルを持ち、韓国の中央大学校に1000億㌆(約100億円)の私財を投じて人材育成に尽力した金さん。生前は彼は世界地図をよく広げてみることが多かったという。地図を見れば見るほど、本当に韓国は小さな国だと思うと言っていたそうだ。
「大韓民国を見てみなさい。ロシア、中国、日本に挟まれた小さな国が大韓民国だ。人間の体に比喩すれば、盲腸程度か。そんな国が世界で類例のない独創的なハングル文字を作り、数千年の間独特な歴史と文化を花咲かせてきたのは、信じられないほどすごいことではないか。私たちは本当に素晴らしい民族だ。私たちは大韓民国のこのような独特な存在感に自負心を持たなければならない。そのように受け継いだ私たちの精神や底力を忘れないで発揮していくことが、今を生きる私たちの責任だ。そして私が経験した悲しい歴史が繰り返されてはならない。その道は学びにある。生き残ろうと思えば学ばなければならない。人材を育ててこそ、わが民族は生きる。結局、これしかない。学びこそ宝(배워야산다)」
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