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  1. 2017/02/03 張成沢処刑を主導した金元弘保衛相が解任

                                             文化日報2017年2月3日

 階級も降格、権力機関間の葛藤・保衛省の越権などが解任の背景

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 北韓政権の実力者である金元弘国家保衛相が昨年末から労働党組織指導部の検閲を受けた後、解任されたことが3日、分かった。

 北韓の事情に詳しい対北消息筋は“党組織指導部が昨年末、国家保衛省を大々的に検閲した結果、明らかになったいろんな問題に責任を負って金元弘保衛相が退いたと聞いている”と明らかにした。

 党組織指導部の検閲によって金保衛相が実質的に解任され、階級も大将(星4つ)から中将(星2つ)に降格されたと伝えられた。

 米国の自由アジア放送(RFA)は1月18日、北韓労働党の核心部署として国家機関の全行政過程を指導・監督する組織指導部が昨年末、国家保衛省を電撃検閲したと報道した。

 RFAは当時、両江道の消息筋を引用して“保衛省の幹部たちが新年を控えて行われた中央党組織指導部6課の検閲で散々な目に遭った”、“労働党組織指導部6課は保衛省の幹部事業と活動を指揮、監督する機関”と伝えた。

 保衛省が急に検閲を受けるようになったのは昨年、保衛省傘下の検閲機関である‘612常務’が全国巡回検閲をしながら他の司法機関がやるべき事件らを横取り横暴を張るなど‘越権行為’を恣行したからだとこの消息筋は言った。

 組織指導部の保衛省検閲は金正恩の承認なしには不可能であるため、金元弘が金正恩の信任を失ったという見方が提起された。

 統一部が最近発行した『2017年の北韓人物』によれば、金元弘は1945年黄海北道で生まれた。金日成政治軍事大学を卒業し、2009年に人民軍大将になった。

 金正恩政権発足後の2012年4月、保衛相になって権力者として浮上し2013年12月、金正恩の叔父であり第2者として君臨していた張成沢処刑を組織指導部と一緒に主導したと伝えられる。

 金元弘は保衛相と党政治局委員、党中央軍事委委員、国務位委員を兼任していた。昨年12月と今年1月、韓米政府がそれぞれ対北制裁リストに載せた。

 金元弘の解任を平壤の権力機関間の葛藤のためと見る見方もある。安燦一世界北韓研究センター所長は“(韓国軍の金正恩)斬首作戦が知られてから金正恩の動線を国家保衛に教えてくれないため金元弘が不満を言い続けたという”、“この過程で尹正麟護衛司令官との葛藤が深まったが結局、解任されたとみられる”と述べた。

 金正恩体制以降、組織が大きくなった保衛省の横暴がひどくなりその首長が責任を負うことになったという解釈もある。金興光NK知識人連帯代表は、金保衛相解任の背景について“保衛部の専横が度を超えた”、“張成沢から奪った貿易会社の中で中核のシュジョン貿易会社を金正恩が軍に与えるように指示したのに、国家保衛省が持っていた”と言った。

 ところで、金元弘が先月の24日から27日まで放送された北韓の記録映画『偉大な領導、民族史的大勝利-2016年の英雄的な闘争史を伝える』に登場しているため、まだ粛清されたものではないという分析もある。粛清されていないなら革命化教育などの過程を経て再び復用される可能性もある。

 統一部は金元弘の解任と保衛省副相などの処刑を確認したが、韓国情報当局は金元弘の解任説についてコメントを避けた。

2017/02/03 11:36 2017/02/03 11:36