(朝鮮日報2019年4月17日付社説)

 民主労総などが4月15日、釜山市庁に押しかけて市長室の前を占拠し座り込みをした。韓国では彼らの占拠や座り込みは今や日常のことだが、今回はスローガンが‘お金をもっと出せ’ということでない。“労働者像撤去は親日だ”、“市長は謝罪せよ”と叫んだ。釜山市が12日、釜山の日本領事館の近くにあった‘強制徴用労働者像’を撤去したことに対する抗議示威だった。民労総などが日本総領事館の前に建てられた‘少女像’から‘労働者像’があった所までの150mを‘抗日通り’と宣布し、5月1日のメーデーに大規模集会を開こうとするや、釜山市が緊急撤去したという。5月1日、日本の新しい天皇即位の日である点も考慮した措置という。しかし、示威のため執務室に閉じ込められていた呉巨敦市長は‘労働者像の建設趣旨に共感する’という立場を発表し、“5月1日まで公論化方式を通じて労働者像(再配置)の位置を決定する”と後退した。‘親日フレーム’を被せるや両手を挙げてしまったのだ。

 ‘外交関係に関するウィーン条約’によれば、外国公館の前に少女像や労働者像を建ててはならない。韓国も加入した条約だ。駐ベトナム韓国大使館のすぐ前にこういう像を建てればわれわれはどう感じるだろうか。過去事と現実の外交関係を区別できないと国際社会で共感を得られない。

 日本領事館前の少女像も釜山東区庁が2016年撤去したが、文在寅民主党元代表が“親日行為”と非難するや直ちに設置し直したものだ。ところが、文在寅政権になって労働者像は日本領事館のすぐ前に建てないようにした。少女像を撤去したのが親日なら、この政権が労働者像を阻止したのも親日か。すべてが滅茶苦茶だ。最近、全国の少なからぬ学校で‘親日’のレッテルを貼って数十年間、歌ってきた校歌を廃止し、道路名と村の名まで変えようとする。香木が日本産だという理由で掘り出すことも行われている。今は労組までが抗日闘争に出た。

2019/04/17 17:30 2019/04/17 17:30
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