ペンアンドマイク2019年4月21日

 米、インド・太平洋司令部の軍事作戦が本格化、海上遮断で北政権の息の根を止める
米主導、日本がハブ。英国、オーストラリア、カナダ、ニュージーランド、フランスが参加
“韓国は不参か排除”、米国のインド・ 太平洋戦略から除外されるのか。

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 米国を中心に日本、イギリス、オーストラリア、カナダ、ニュージーランド、フランスなど7カ国が共同で対北海上制裁軍事作戦を本格化している中、韓国は事実上不参している。

 時事月刊誌・新東亜の報道(21日)によると、米国はハノイ会談の後、対北海上制裁に積極的に臨んでいる。新東亜は、米軍筋を引用し、米国と同盟国が北韓の不法海上活動を封鎖するための軍事作戦を本格化しているが、消極姿勢の韓国は実質上排除されていると報道した。

 海上で北韓船舶との‘瀬取’は、国連安全保障理事会の決議案(UNSCR)に違反する。米国防部によれば、米国は2017年10月から東シナ海で、北側の不法海上積替え(瀬取)に対する監視を始め、昨年末まで30回の瀬取を中断させた。

 ところが、北韓船舶の不法行為は根絶されていない。米国は2018年7月、安保理傘下の対北制裁委員会に送った文書で“北韓が2018年1月から5月まで89回にわたって海上瀬取を通じて精製油を不法取得した”と指摘した。

 それで、米国はもっと強力な海上制裁のため、同盟国との連合軍事作戦を本格化している。この作戦は米国のインド・太平洋司令部が統制し、日本が作戦基地を提供する。イギリス、オーストラリア、カナダ、ニュージーランド、フランスも参加する。

 7カ国が連合軍事作戦に参加している中、韓国は海洋警察が米国と合同訓練するレベルで消極的に参加している。韓国軍筋は、“韓国を含めむ8カ国が海上制裁に臨んでいるとは言えない。韓国があまりにも消極的のため、韓国は海上制裁から足を抜くか排除される状況にもっと近い”と言った。米軍の高位筋は、“北韓船舶に対する取り締まりのための7カ国の軍事作戦から韓国は事実上抜けていると言える”と説明した。

 甚だしくは、韓国は‘制裁の穴’という汚名まで言われている。韓国国籍のタンカーの場合、石油製品を不法瀬取を通じて北韓に供給した疑いで6ヶ月間も釜山港に抑留されている。さらに、韓国は2017年に7回にわたって北韓産石炭と銑鉄3万5000 tを密搬入したと伝えられている。摘発された7件のうち4件は、石炭の輸出を禁じた国連の対北決議2371号の採択後に行われたと見られる。

韓国を除外した7カ国の軍事作戦動向

 現在、7カ国の艦艇と航空機は韓半島近海や東シナ海などへ実際に投入され、違法瀬取の取り締まりに臨んでいる。

<米国>
 この中で最も特徴的な戦力は、米国のバーソルフ艦だ。この船は、米沿岸警備隊所属の4500t級の艦艇で、最高速度が時速52㎞(28ノット)以上、航続距離が2万2000㎞(1万2000海里)だ。57㎜機関砲1門、20㎜近接防御兵器システム1門、50口径の機関銃4挺、7.62㎜機銃4挺を装備した。ヘリコプター2機、ドローン4機を搭載できる。全体的に米海軍の戦闘艦よりは武装が落ちる。

 だが、米沿岸警備隊は海賊を退治し麻薬商と交戦した経験が多い。沿岸警備隊の戦闘力は、中小国の海軍より強い。捜索、逮捕、犯罪者の追跡、麻薬や密輸の取り締まりが主な任務だ。蠅は斧ではなく蠅たたきで捕るべきだ。不法瀬取をする北韓の商船を取り締まるには軍艦よりは海洋警察の警備艦がもっと適切かもしれない。

 金珍瀅予備役海軍少将は“海上での取り締まりは、米沿岸警備隊の専門だ。海軍の戦闘艦よりは沿岸警備隊の警備艦が、不法瀬取と疑われる船舶を検索するのがもっと効率的と、米軍が判断したとみられる”と述べた。

 米国が軍艦ではなく、本国から海洋警備艦を作戦に投入したのは異例だ。それほど違法瀬取を強力に取り締まるという意志の表現だ。バーソルフ艦は、高速で目標船舶を追跡して遮断する。疑わしいとき、船をドローンで近接監視し、必要なときヘリコプターを動員する。

<フランス>
 フランスは3月中旬、ファルコン200海上哨戒機とフリゲート(Frigate)級護衛艦のバンデミエル艦を参加させた。ファルコン200の海上哨戒機は航続距離が4000km以上で、沖縄の嘉手納基地から離陸すれば、東海と東シナ海を十分監視できる。

 バンデミエル艦は排水量が2600t級で小さい方が、エグゾセ対艦ミサイルで武装して強力だ。フリゲート艦は、海上偵察や海賊掃討に適した、中小型の戦闘艦だ。対艦および対潜作戦も可能で護衛艦として友軍の船を保護する。76mm砲1門と対艦ミサイル8発、対空ミサイルで武装している。10t級NFH-90ヘリコプターを搭載して魚雷と潜水艦探知のソナーもある。

<イギリス>
 4900t級護衛艦であるモントロス艦は水上戦闘艦に対する作戦だけでなく、対潜水艦作戦も可能な艦艇だ。艦砲1門をはじめ、機関砲、ミサイルを装備している。ヘリコプターも1〜2台も搭載する。

 3月2日の未明、モントロス艦は作戦海域で国籍不明船と並んでいる北韓船舶を見つけた。モントロスに搭乗したチームは、証拠写真を収集して国連に報告した。イギリス海軍は、北韓国旗を揚げたこのタンカー‘セビョル’号が、国連が禁じた船舶の間の不法瀬取をしていたと評価した。英国防省によると、‘セビョル’号は漁船として仮装した。英国は昨年から北韓の不法瀬取を監視するため護衛艦と補給艦を派遣した。昨年は、護衛艦‘サザーランド’が、パナマ船と北韓船舶間の不法瀬取を摘発して制裁するようにした。

<日本>
 日本は米国と積極協力して佐世保と沖縄の嘉手納空軍基地を7カ国のハブ基地として提供し、不法瀬取の取り締まりを主導している。佐世保港と嘉手納基地は韓国に本部のある国連司令部の後方基地でもある。

 今年2月に就役した朝日級の護衛艦は7カ国の参加の戦力の中、最新鋭艦だ。朝日級は排水量が満載7000万t、長さが151m、幅18.3mで、約230人の乗組員が搭乗する大型艦だ。主な武装で艦砲1門と対艦ミサイル2基、魚雷発射機2基を装備している。対空ミサイルも最多128発搭載する。近接防御システム2基で敵の航空機や対艦ミサイルを迎撃する。

 それだけでなく、朝日級は日本が独自開発した全自動戦闘指揮統制システム(FCS-3A)を搭載している。200海里の距離から200個の標的を同時に処理する多機能位相配列レーダーを持っている。日本は2018年1月以降、北韓側の瀬取りと疑われる行為を11件摘発した。日本の海上自衛隊と海上保安庁も東シナ海などで監視活動をしている。

<オーストラリア・ニュージーランド・カナダ>
 オーストラリアは昨年4月、P-8Aポセイドン海上哨戒機を派遣し、同年9月、AP-3Cオリオン2機を追加派遣した。そして、乗組員230人が搭乗する護衛艦‘HMASメルボルン’も派遣した。ニュージーランドは、P-3K2海上哨戒機を派遣した。カナダは海上哨戒機を韓半島近海に送った。カナダは2017年、潜水艦も派遣した。カナダ軍の中将は韓国の国連軍司令部の副司令官を務めている。

韓国は米国の‘インド太平洋戦略’から除外されるのか

 韓国を除く7カ国が海上で不法瀬取行為が疑われる北韓船舶に対して強制力を行使する過程で武力衝突が発生する可能性を排除できない。この場合、韓国は米国主導の意思決定から疎外される。日本は、米国と‘インド太平洋時代’の戦略を議論しながら、米国の同盟国リストから韓国を除外している。

 最悪の場合、韓国は周辺のすべての国々無視される状況に直面し兼ねない。最近、中国は韓国防空識別区域を頻繁に侵犯している。韓国が抗議すれば中国は‘些細なこと’と無視する。ある軍事専門家は“韓米同盟にひびが入るや、中国が韓国を軽く見ている”と言った。

https://www.pennmike.com/news/ 2019.04.21 16:43

2019/04/22 04:11 2019/04/22 04:11
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