テロ集団でかつ戦争犯罪者であり民族反逆者である金正日から信頼を得るため、金正日への膺懲手段(韓米連合軍司令部)を解体することにしたという盧武鉉の告白についての適切な措置が必要だ。
趙甲済
盧武鉉前大統領が2008年10月1日、‘10.4宣言’1周年を迎えて行った記念講演には、なぜ韓米同盟の司令部である韓米連合司令部を解体し、戦時作戦統制権を二元化(韓国軍と米軍が独自に行使)することに決心したのかについての説明がある。

北韓は韓国よりアメリカを信用せず恐れています。有事の際、米国が作戦統制権を行使する状況は、北韓をより怖がらせて南北間の対話や協商、信頼に役に立ちません。北東アジアの平和構造のためには多者間の安保対話が必要です。ところが、米国が韓国軍に対する作戦統制権を行使している状態なら、この対話の体制では米国が大き過ぎに見えるし、これは多者体制に役立ちません。その中でも、私は‘作戦統制権の還収’を南北間の信頼構築で重要な要素であると考えて推進しました。>
1.盧武鉉は自分が米国大統領と共同で行使している戦時作戦統制権を米国が独占していると嘘をついている。韓米連合軍司令部の司令官は米軍将官が務めるが、彼は米大統領の指揮を受けるのではなく、米国と韓国の大統領が合意した戦略指針に従って連合司を指揮する。韓国と米国の国家指導部(大統領、国防長官、統合参謀本部議長など)は、韓米連合司令官に対して50対50の持分をもって指揮権を共同行使する。韓半島での戦時の作戦と関連した重要な問題に対して韓国大統領が同意しないと、米国大統領や連合司令官は統制権を行使できない。NATOの司令官も米軍の将官だが、そのため主権が侵害されたと抗議する加盟国はない。韓米連合司令部は、NATOと共に最も成功した同盟軍司令部だ。
2.韓半島の平和体制構築の協商をする際、韓国が参加できないと憂慮することはそれこそ敗北主義であり杞憂だ。‘6.25南侵戦争’の被害者である韓国が参加していない平和体制の協商が可能と思うのか?そんな杞憂こそ北韓政権の言い掛かりの論理に洗脳されたという告白だ。
3.北韓政権が米国を恐れているため、‘戦時作戦統制権を還収’することにしたという話は、強盗が金持ちの家の警備員を恐れているため警備員を撤退させることにしたという話に似ている。韓米同盟軍を北韓政権が恐れるのは良いことだ。そうしてこそ北側が挑発できない。‘戦作権を還収’して北韓軍が韓米同盟軍を恐れないようになったら良いことでもあるのか?感謝するだろうか、もっと挑発するだろうか?
4.しかも、韓米連合司令部が解体されると米国が韓国に提供する核の傘の約束も信頼度が弱くなる。盧武鉉は、北が核実験をした直後に韓米連合司令部解体の決定を強行した。核の傘を強化すべき時点で傘を半分破る決定をしたのだ。敵を助ける反逆の意図がなかったら不可能なことだ。
5.<私は‘作戦統制権の還収’を南北間の信頼構築で重要な要素であると考えて推進しました>と言った盧武鉉の言葉はどういう意味か?テロ集団でかつ戦争犯罪者であり民族反逆者である金正日から信頼を得るため、(金正日への)膺懲手段(韓米連合軍司令部)を解体することにしたという意味だ。警察署長が暴力団の親分から信頼を得るため専担捜査班を解体したのと変わらない。
6.結論は、韓国の大統領が職権を乱用して敵軍を有利にする目的でわが軍隊と同盟軍の協調関係を弱化させ祖国を危うくしたという話だ。
盧武鉉は、件の演説で自分が金正日政権を安心させるために(そうして韓国国民を不安に陥れた)、韓国の安保体制と韓米同盟を弱化させた6つの措置を列挙した。

2.MD(ミサイル防衛網)への参加を拒否
3.北韓急変対策である作戦計画5029の議論を拒否
4.韓米連合訓練を縮小
5.韓米連合司令部の解体を決定(戦作権の転換)
6.国家保安法廃止を推進(失敗)
要約すれば、国家保安法と韓米同盟を解体することで、共産党の大韓民国破壊活動を助け、韓米同盟を弱化させて北韓軍の戦争遂行に有利な条件を作ろうとしたという話だ。大韓民国の大統領が敵の武力赤化統一戦略に全面的に協力したという意味だ。刑法第93条は、“敵国と力を合わせて大韓民国に抗敵した者は、死刑に処する”と規定している。輿敵罪だ。
朴槿恵当選者は、米国と協議して2015年に予定されている韓米連合司令部の解体と戦時作戦統制権の転換時期を無期延期せねばならない。盧武鉉の利敵反逆意図が盧武鉉の告白を通じて確実になった以上、これを知りながら連合司令部の解体を黙認するのは(反逆への)共犯になることだ。韓米両国は、韓米連合司令部を代替する組織を模索しているが妙手が見付からないという。連合司令部は代替不可能な安保の脳髄でかつ心臓だ。いくら技巧をこらしても脳髄と心臓に代替できるものはない。朴当選者は気楽に米国に無期延期を要請することができる。条件を付けるなら、北核問題が完全に解決された時点で再検討するとしたら良い筈だ。米国もそういう提案を待っている筈だ。盧武鉉政権が大韓民国の胸に打ち込んだ五寸釘の一つを抜く道だ。
www.chogabje.com 2013-01-09 14:57



