「日本軍慰安婦」と、いま人身売買されている中国内の脱北女性たちの救援のどちらが急務か。
2019年6月13日
青瓦台の文在寅が今月末に大阪に来るという。安倍総理とも会うらしい。それで、日本に来る前に、文在寅に訊きたいことがある。
文在寅、あなたも、韓・日関係が国交正常化以来、最悪だと思うか。もし、そう思うなら、なぜこうなったと思うか。韓・日関係が悪化するのは、実は、両国関係を離間する勢力がいるからだ、と思わないか。そして、自分にも責任があると思わないのか。
文在寅と「従北」たちは、日本社会が最も嫌がる、「日本軍慰安婦」や「徴用工」問題などで日本を責めてきた。植民地時代の問題が完全に解決されていないと主張し、日本側に、心からの謝罪を要求し続けてきた。
韓・日は、すでに54年前、国交正常化のとき、この問題に決着を付けた。なのに、文在寅などは、個人の権利は消滅しないと言い、さらに「人道に対する犯罪には時効がない」という主張まで引き出す。だが、私は、彼らの言動に、個人の尊厳や道徳問題を真剣に考える観点や基準が欠けている、と思う。
文在寅は自分が「人権弁護士」だと自慢してきた。支持者たちも彼が「人権弁護士」であることを支持理由として挙げる。だが、韓国の大人たちの大半は、彼を「人権弁護士」などと思わない。
文在寅が「人権弁護士」、いや正常な人間なら、「死者の人権」より今「生きている人々のこと」を優先するはずだ。文在寅は共産主義者たちは尊重するが、共産体制の犠牲となった無数の人々は徹底無視してきた。
私は、「日本軍慰安婦」問題より、中国でこの瞬間でも、人身売買されている無数の脱北女性たちの救出こそもっと重要で急務だと思う。「徴用工」裁判より、外貨を稼いで金正恩に捧げるため世界中に送られ、賃金の90%まで搾取される、北の出稼ぎ労働者たちに、人間としての基本権を与えるのがはるかに重要だと思う。文在寅は、どちらが急務か答えて欲しい。
「首領体制」という「邪教全体主義」の暴君・金正恩は、父の金正日から悪魔の暴圧体制を受け継いだ。ジョージ・オーウェルの『1984』のような恐ろしい世界だ。金日成王朝は、政敵や不純・不満分子を粛清するとき、「連座制」で罪のない人々を裁判なしで殺し、死ぬより辛い収容所に入れる。
日本に、虐殺者を指導者として仰ぐ朝鮮労働党の組織がある。この組織は大韓民国の敵、「反国家団体」だ。陰謀と煽動で国を乗っ取った文在寅反逆集団は、国民を「積弊」と粛清しながら、反国家団体は庇護している。文在寅政権は、北の同族を奴隷の状態から救うため最近発足した「大韓民国の自由民主主義を守る在日協議会」まで陰湿に弾圧する。
憲法と法治を破壊する文在寅などに人権を語る資格などない。文在寅よ、なぜ平壌と中国にはものが言えないのか。あなたの言う「人権」と一体何ものか。
ムンジェインの支持率が本当の情報であるか疑いをもって見ている。
ムンジェインの集団が韓日条約を認めないと喚いている。
日本政府は韓日条約を認めている。
日本の韓国人の法的地位は韓日条約で約束された。
それは韓日条約後日本に来た韓国人の法的地位とは異なる。
在日の韓国人の法的地位を認めない韓国政府に我々が関係するのは正しくない。
我々が関係しなければいけないのは日本政府である。
我々が日本政府と韓国政府抜きで直接対話できる機会がきたようだ。
日本政府は戦後GHQの下僕になるや否や日本の朝鮮人を日本の行政から外した。
日本の朝鮮人の支援者は戦前天皇・皇族・旧日本軍であった。
朝鮮総督府の支援は重要である。
戦後の日本の政治は旧日本軍から蹴散らされた官僚・大手メディアの政治である。
さすれば日本の朝鮮人を戦後日本政府が日本の行政から外した理由も明らかだろう。
戦後まもなく北を支持する総連系朝鮮人が日本で騒乱行為を繰り返した。
彼らが北の権力と連動するや否や日本の官僚・大手メディアは彼らに対応しようとした。
韓日条約の時も同様だ。
民団の韓国人を無視してきた日本の官僚・大手メディアは朴正熙がベトナム参戦を決めてアメリカの支援を取り付けると
直ちに多額の有償・無償の経済援助を決定して次には在日韓国人の法的地位を約束した。
それほど朴正熙の在日韓国人の支援は日本の官僚・大手メディアには大きな圧力だった。
何故ならその背後にはアメリカの力が見え隠れしていた。
多額の有償・無償の経済援助で日本は東アジアの安全保障をアメリカから買った。
そして韓国と日本の国交が回復した。
日本政府は韓国政府抜きで日本の韓国人と直接対話したことはないといえる。
現在の韓日関係は日本の特別永住を持つ韓国人には必ずしもマイナスではない。
特別永住の韓国人が韓日条約を守っているのは日本政府だといえばいい。
日本政府はそれと引き換えに現在韓国政府が民団の支援に使っている金額以上の支援をする可能性がある。
民団に対してそれ以上の協力をするかどうかは民団次第だ。
私は民団を支援する。
GSOMIAをめぐる議論が騒がしい。
日本の大手メディアが何やかや言っている。
その殆どはムンジェインの悪口だ。
彼らが何を言おうと韓国が判断する問題だ。
アメリカの大統領が誰であろうと米軍が韓国から撤退するのは既定路線である。
問題を複雑にしているのは朝鮮半島に何の関心もないトランプが在韓米軍の駐留費を政治の道具に使っているからだ。
もし米軍が来年韓国から撤退するのであればその揺り戻しが必ずアメリカから起こるだろう。
むしろ韓国にとってはいい結果が生まれるかもしれない。
韓国軍は既にムンジェインとは独立に米軍と話をしているようだ。
韓国が警戒しなけれいけないのは世界の基軸通貨はドルである。
貿易の決済はドルを通じて行っている。
仮に在韓米軍が来年韓国から撤退したとしてドルが韓国からひかなければ何の問題もない。
ロシアも中国もドルを貿易の決済に使う。
プーチンはユーラシア大陸の政治統合を強く支持している。
中国ともイランともトルコともそして何よりもシリアのアサド政権を助けた。
シリアの難民を助けようとしているのはプーチンである。
北の金正恩はプーチンと最後の最後になってウラジオストックで話し合いをした。
プーチンだけが例外的に北に対する小麦の食糧援助を行った。
ロシアと北の関係ではロシアが北のナジン港を長期間租借している。
金正恩は中国に北の専管水域内の漁業権を数百億円で売ったという。
北の正体は明らかだ。
韓国内の米軍基地に米軍がいないのであればロシア軍を駐留させればいい。
安価で高性能のロシア製スホーイ戦闘機をF35の代わりに購入すればいい。
その引き換えに韓国企業のロシア沿海州の経済協力が始まる。
本命は日本企業の沿海州の経済協力だがこれは既定の路線と見ていたほうがいい。
ここで問題となるのがムンジェインとその集団の政治感覚だ。
ムンジェインを誰かが共産主義者であるといっている。
もしそうであるならばそこには救いがある。
プーチンはロシア正教を信じている正教徒だ。
ロシア国民に信仰の自由を保障していることは重要である。
彼はKGBのメンバーでもあった以上共産主義についても詳しい。
ムンジェインの理屈も金正恩の理屈もプーチンには通用しないだろうが
韓国企業の企業努力と韓国軍の軍事能力は理解できる人物である。
最近ムンジェインの補佐官が中国軍を韓国に駐留させればいいという暴言が飛び出した。
この補佐官は今までにも日本の朝鮮人を嘲る発言して恥じない男だ。
中国は果たして多民族国家だろうか?
現在に中国の繁栄は漢族の繁栄である。
チベット・中央アジアの民族に対する弾圧はすざまじい。
中国国内の法輪功の人たちに対する弾圧もひどい。
中国とロシアは政治的には極めて近いが文化的には似て非なる国家である。
最近中国政府が中国内のカザフ系の民族に対して移民ヴィザを認めた。
彼らはカザフスタンに移民できるという話だが実際はロシアからの圧力によるものだと睨んでいる。
中国内のトルコ系民族に対しても同様の救済措置が取られるべきである。
ロシアから中国に何らかの圧力がかかり彼らがトルクメニスタンに移民できることを望んでいる。
中国国内では中国東北だけが例外的に弾圧がない。
この地域は昔は満州族の清の故地そして関東軍の満州国そしてソビエト軍の占領地域であった。
中国共産党は一度も軍事行動を取らず中国領となった。
何故ソビエト軍は撤退したのだろうか?
一つは彼らが経験した関東軍の軍事能力の高さそして中国東北の民族が共産党とは独立に抗日運動を始めた地域であるからだ。
中国と中国東北は遅かれ早かれ政治的に分かれていくだろう。
これと同様なことがロシアとロシア沿海州にも遅かれ早かれ起こるだろう。
中国は漢人の国家である。
中国東北は漢人の国家ではない。
中国は各民族に信仰の自由を許してはいない。
ソビエト末期のKGB議長アンドロポフがクレムリンを見ながらいつかあの野郎どもに思い知らせると言った。
それから間もなくしてアンドロポフの後任としてゴルバチョフがソビエトのトップになった。
エリティン、プーチンとなりソビエトはロシアに戻った。
ロシア国民に信仰の自由が復活した。
中国東北の軍は補佐官の発言を聞いて何を思っただろうか?
一言でいえば韓国を絶対視して中国と中国東北を舐めきっている。
ムンジェインの集団の正体が見えてきたようだ。