戦い方が分からなかったため迷走した李大統領の失敗を繰り返してはならない。

                                                        金成昱

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1.李明博政権の失敗を朴槿恵政権が繰り返してはならない。李明博政府は経済危機の管理や韓米同盟の復元という成果にも拘らず、従北勢力との妥協で自ら危機を招いた。

2.金大中と盧武鉉政権を経ながら拡大された従北勢力は、2008年のロウソク暴動や2010年の天安艦爆沈と延坪島砲撃の時はさらに跋扈した。言論報道を装った偽りと扇動が放送とポータルサイトを掌握して国民を惑わしたが、寡黙な(?)大統領は真実を知らせる戦いに出なかった。首都ソウルの都心が暴徒たちに占拠されるや青瓦台の裏山で‘朝露’の歌を聞きながら涙を流し、あらゆるデマの震源地であるMBC放送に対して法的措置どころか、記者たちと酒宴をもった。

3.ここ5年間、国中がメディアが吐き出す偽りと扇動で混乱し疲れ切った。しかし、青瓦台は国民を説得し理解させて真実を知らせる作業は事実上やらなかった。

天安艦爆沈から3年目の2012年にも20代女性の45%以上が北韓側の仕業だったことを信じないのが現実なのに李大統領は沈黙した。挙句の果てに4月の総選挙で‘従北’を自認した勢力が国会の13席を手にしても、李大統領は沈黙した。特有の誠実さで忙しく仕事に励んでいた。“国民の暮らしを良くしてあげれば”わかってくれる筈と信じていただろう。そして国は混乱し揺らいだ。

4.対北問題において最低限の原則を護り抜いたことと経済・外交・国防問題での李大統領の業績を批判するつもりはない。しかし、彼は韓半島で展開されている理念戦争の本質が分からなかった。命をかけて挑戦してくる反大韓民国勢力をどう扱うべきでどう戦うべきかが分からなかった。

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5.でも韓国には天運が付いていた。軍人たちが目覚めた。2008年以降、軍の自体的‘政訓教育’が強化された。‘全教組’の教育のため左傾化された青年たちが2年間余りの軍服務を通じて真実に接するようになったのだ。金寛鎭国防長官の就任後‘反従北教育’も追加された。野党は反従北教育を阻止するためありとあらゆる手段を動員したが、金長官は押し通した。反従北教育は政治的ではなく、安保問題を事実に基づいて学ぶ教育であるため世論も支持した。

教会も目覚めた。私も“国を救おう”と大統領選挙を前に数ヶ月も徹夜の祈りをする教会や団体を訪ね回った。ある教会は一夜に千人ずつ集まった。祈りの主題は韓国を覆った共産主義・主体思想・従北主義に立向かう内容だった。具体的ファクト(事実関係)は知らなくても戦いの本質を悟っていた。

6.李明博政権は難しい状況から出発した。盧武鉉と金大中政権が打ちこんでおいた五寸釘が至る所にあった。私はこの現実をここ5年間骨に凍みるほど体験した。公務員を相手にする教育の時でさえ講演で‘李明博政権の対北政策’を友好的に説明すると、会場のあちこちから野次が飛ぶ。安保教育に対して労組が派遣(?)した野次馬たちだ。公務員がこの有様だから他の所は言うまでもない。

7.朴槿恵政権も難しさは同じだ。しかし、全面戦が難しいなら、局地戦や陣地戦をやらねばならない。政治的な問題になっている放送とポータルサイトの正常化は時間をもって取組んでも、軍•警察•公務員だけでも真実が分かるようにしなければならない。もし、軍部隊での反従北教育が1年でも早く始まったら、今回の大統領選挙はこんなに苦労せずに済んだ筈だ。

反従北教育と同時に、市場経済の歪みを指摘する教育も大事だ。何よりも、国民に自由統一以後の統一強国建設のビジョンと北韓解放の名分を教えねばならない。そうしてこそ希望が生まれ、従北勢力に騙されない。

8.憲法的価値を確信し護り抜く‘戦士団’も育てなければならない。例えば、自由総連盟などの団体は、行動で自由を護る団体となるようにしなければならない。専従活動家の養成も(財政能力のない)保守団体に任せるべき事案でない。北韓の天安艦爆沈を否定する書簡をUNに送った‘参与連帯’の場合、専従活動家が50人程だ。反面、保守団体には若い常勤者は事実上無い。北韓と対峙している戦争中の国は、国の魂を守るため国家的投資をしなければならない。

市民社会の能力の強化は至難の課題だ。セヌリ党と保守団体の連携もない。しかし、このまま放置するには状況があまりにも危急だ。

9.李明博大統領の愛国心を疑わなかったように朴槿恵当選者の愛国心を疑わない。それで、戦い方が分からなかったため迷走した李大統領の失敗を朴大統領が繰り返さないよう願う。自らが理念戦争ができないなら‘戦いのプロ’でも動員せねばならない。これからの5年間の機会を逃せば、北韓解放と自由統一の機会は永遠に来ないかも知れない。今回が最後のチャンスだと考えなければならない。

www.chogabje.com 2012-12-24 00:07

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