文在寅氏が狙うのは国民の生命と財産が危うくなるようにすること、国民の安全に不可欠な日米韓同盟を解体に追い込むこと、そして金正恩の核ミサイルが韓国を人質にするよう助けることと理解するしかない。

                                                       趙甲濟

 大韓民国のアイデンティティを保障する核心的装置である反共自由民主主義、市場経済、韓米同盟、韓日友好関係は変質するか崩壊し、国は親北・親中に傾き、中・北の共産專制政権の影響圏に吸い込まれるだろう。われわれは自由を失うことになり最悪の場合、内戦的事態が展開され、この隙間を突く北韓の核ミサイル戦略が韓国を危うくするとき、執権勢力は北に呼応する。文在寅氏は今、禁断の線を超えている。THAAD配備と韓日軍事情報保護協定の見直しを主張。文在寅勢力が選挙を通じて国家の操縦室を掌握する日、大韓民国の最後の日が始まる。

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 文在寅‘共に民主党’の元代表は昨日(12月15日)、韓国プレスセンターで開かれた外信記者クラブ招請懇談会で“THAAD(高高度ミサイル防衛体系)の配備問題は、次の政府に委ねるのが正しい”と言った。韓日の慰安婦合意、韓日軍事情報保護協定(GSOMIA)など、これまで朴槿恵政府が推進してき他の外交政策も事実上見直すという意思を明確にした。

 韓日軍事情報保護協定の締結とTHAADの配備は、北韓の核ミサイル脅威から国民の生命と財産を守るための措置であり、朴槿恵大統領の功績だ。文在寅氏は、大統領に対する弾劾が政策に対する弾劾であると錯覚し、また有権者たちが左傾化したと勘違いしてこのようなとんでもない話を吐き出すようだ。

 韓国は金正恩の核の脅威にさらされている。北には金正恩の核ミサイル発射を引き止められる人がおらず、韓国には防御する方法がない。直ちに防御網を作らねばならないのに、これもやらないなら、文在寅は韓国人5000万人が金正恩の核爆弾で皆殺しになってもよいと考えていると見るしかない。そう見るしかないのでは、彼がTHAAD配備に反対する代わりに、出す実質的な北核防御の代案がまったくないという点だ(対話と協商を強調するが、すでに失敗した戦略であることが確認された)。

  “THAADは要らない。米国の戦術核を再持ち込みしよう”と言うか、“われわれも核武装するしかない”と言ってこそTHAAD配備の反対が利敵意図でない証拠になるはずなのに、彼はひたすら大韓民国には不利で金正恩には有利な主張ばかりを言い続けている。

 韓国と米国が合意し場所まで確定したTHAAD配備を、次の政権が反対したら韓米同盟は解体の道に入る。米国の世論が反韓化されれば、トランプは在韓米軍を撤収させるかも知れない。これは文在寅氏が狙う結果のはずだ。韓国と日本政府が締結した協定を韓国が一方的に破棄すれば、韓日関係は破綻し、それはわれわれの対北抑止力を弱化させる。韓国と日本の深刻な不和は韓米日同盟関係を揺るがす。これも文在寅氏が望むところだろう。

 文在寅氏が狙うのは、国民の生命と財産が危うくなるようにすること、国民の安全に不可欠な日米韓同盟を解体に追い込むこと、そして金正恩の核ミサイルが韓国を人質にするよう助けることと理解するしかない。

 韓国第1の公安検事出身で理論家でもある高永宙弁護士が、文在寅氏を共産主義者と呼んだため、民事訴訟の審では負けたが、文在寅氏の思想への疑問は最近の事態を経ながらさらに濃くなりつつある。

 共産主義の戦略戦術研究で第一人者である梁東安氏(韓国学中央研究院名誉教授)は、‘文在寅対高永宙事件’の裁判部に出した意見書で、共産党が不法化された国で観察されている共産主義者の言動上の特徴11つを文在寅氏に適用した結果、“文氏の反共思想を客観的に立証する強力な証拠らが提示されない限り、文在寅氏が自覚しているかどうかに関係なく、共産主義を信奉する者であることが確実と判断せざるを得ない”と主張した。共産主義活動が不法化された国では‘私は共産主義者’と言えないため、行動を基準として判別すべきだと主張した。梁教授が作った共産主義者の可否を決める11の分析基準はこうだ。

1.共産国家の主張と政策に同調する。

2.共産主義者たちを尊敬する。

3.共産主義体制について好感/憧憬の態度をとる。

4.過去、共産主義者たちの活動を称賛する。

5.共産主義団体や容共性向の団体らを擁護する。

6.容共勢力と継続的に協力する。

7.共産国家がやることは、悪いことでも良いことであると称える。

8.反共に対して否定的な態度をとる。

9.共産主義者たちが主張する認識を受容れる。

10.自國の安全保障と正当性の強化に有益な措置には反対し、弱体化をもたらす措置を主張する。

11.民主主義者であることを自任するが、自由民主主義を擁護しない。

 梁教授は“11項目中3〜4個だけが一致しても共産主義者と疑われて当然で、6〜7項目が一致すれば共産主義者である可能性が高く、8項目以上一致すれば、当事者が認めるかに関係なく共産主義者に違いない”と言った。彼は文在寅氏の言動をこの基準に基づいて分析した。

 1項関連:北韓が大韓民国を共産化するため主張している国家保安法廃止、連邦制統一方案、米・北平和協定締結、国家情報院解体などを明示的に支持し、駐韓米軍撤収と韓米同盟解体には不明確に同調した。

  ここで梁教授が指摘した‘米・北平和協定締結’を文氏が主張したのが本当なら、これは明白に北韓政権への同調だが、停戰協定を平和協定に転換すべきだという主張は検索されるが、‘米・北平和協定締結’を明示的に主張した資料は発見されなかった。

 2項関連:梁教授は文在寅氏が申栄福のような共産主義者を尊敬する点を指摘した。文氏は申栄福氏の喪屋を弔問したとき“先生の‘共に’精神、共存と連帯の精神を常に大事にし実践する”と言ったという。

 3項関連:梁教授は、文在寅氏が自叙伝で、李泳禧から最も大きな影響を受けたと告白しベトナム戦での米国の敗北とベトナムの共産化に対しては喜悦を覚え、中国の文化大革命に対しては否定的な見解を言わなかった点を指摘した。

 4項関連:梁教授は文在寅氏が、日本植民地時代の共産主義者で北韓政権に参加して労働相を務めた金元鳳に対して‘光復70周年を迎えて、先生に心から最高級の独立有功者勲章をつけてあげたい’という文を書いた点を例示した。

 5項関連:文在寅氏が青瓦台で勤務したとき、利敵団体の韓総連の合法化を支持し、左傾性向が強い全教組に対していつも擁護的な立場を取ったことを指摘した。

 6項関連:文在寅氏が、‘北韓式社会主義を追求’する違憲政党として規定されて憲法裁判所が解散させた統合進歩党とその前身である民主労働党と継続的に協力し、解散決定を批判したことを例示した。

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 7項関連:“文氏は北韓の人権弾圧や中国の人権弾圧に対しては沈黙してきた。一方、大韓民国の国家保安法を人権弾圧法であると主張し廃棄を要求してきた。北韓の執権者たちと中国共産党の独裁に対しては沈黙しながら大韓民国の民主的執権者の統治に対しては‘独裁’と批判する。金日成と毛沢東の独裁は批判ず、李承晩・朴正煕独裁は極度に否定的な態度をとる。”

 8項関連:“文氏は反共に対する否定的な立場のため大韓民国反共の象徴である李承晩大統領の墓参拝も拒否する。反共的法律である国家保安法と反共的機関である国家情報院の廃止を主張する。”

 9項関連:共産主義者たちが反対する韓国軍のイラク派兵反対、左翼の立場を受容れて韓米FTA再協商を主張、左翼が批判する新自由主義に対する極端な批判など。

 10項関連:北韓のミサイル攻撃に対処するためのミサイル防衛体制(MD)加入反対、韓日軍事情報保護協定締結反対、済州島海軍基地移転検討、NLL譲歩支持、北韓に対する主敵表記の削除支持、大韓民国の正当性を否定する歴史教科書修正に反対など。

 11項関連:“政治的、手続き的民主主義だけではなく、経済的な二極化解消および福祉の拡充まで伴う実質的民主主義が必要だ”という文在寅氏の用語は、社会主義者たちがよく使うものだ。‘実質的民主主義’は社会主義者たちが自分たちが追及する民主主義を指すとき使う言葉だ。

 梁東安教授の文在寅氏の理念分析の結論はこうだ。

 “11項目を抽出するとき文在寅氏を想定し、彼に合わせようとしたのでは決してない。客観的基準を設定してみようという趣旨でやったものだ。それを設定した後、11項目に合った文在寅氏の言動を追跡しながら私が驚いた。非共産国で活動する共産主義者の言動の特徴11項目が全部発見されたのだ。驚くべきことだ。このような点に照らして、上述した根拠が虚偽であることが立証されるか、文氏の反共思想を客観的に立証する強力な証拠らが提示されない限り、文在寅氏が自覺しているかと関係なく、共産主義を信奉する者、つまり、共産主義者であることが確実と判断せざるを得ない。”

 梁東安教授の分析を要約すると、文在寅氏は一貫した行動をもって大韓民国の方ではなく、北韓政権の方であることを自ら証明しているということだ。

 一方、文在寅側は裁判で“原告が共産主義者であることを立証するか、共産主義者であると信じられる根拠があったと主張するためには、原告が生産手段の私有化を否定するか、現行法体系を武力で崩壊させることを望んでいることに対する具体的な根拠を提示せねばならない”と言った。これに対して高永宙理事長は“弁護士であり政治家である原告が、自分が共産主義者であると表明するか、共産主義の兆候として知られている私有財産制度の否定を公に主張するはずがない。私有財産制度を否定してこそ共産主義者と言えるというのは‘大韓民国には共産主義者が1人もいない’というのと同じ主張だ”と反論した。

 理念武装が強い人は世論が不利でも理念が示す方向へ進む。文在寅氏は、国民の過半数が支持するTHAADの配備を‘堂々として’反対する。彼は理念に忠実な人だ。彼が仕えた盧武鉉よりもっと左だ。盧武鉉政権を左傾化させるのに核心的役割をした人が文在寅氏だ。文在寅が大統領に当選し、その勢力が大韓民国の操縦室を掌握する日、大韓民国の最後の日が始まる。大韓民国のアイデンティティを保障する核心的装置である反共自由民主主義、市場経済、韓米同盟、韓日友好関係は変質するか崩壊し、国は親北・親中に傾き、中・北の共産專制政権の影響圏に吸い込まれるだろう。われわれは自由を失うことになり最悪の場合、内戦的事態が展開され、この隙間を突く北韓の核ミサイル戦略が韓国を危うくするとき、執権勢力は北に呼応する。文在寅氏は今、禁断の線を超えている。

www.chogabje.com 2016-12-16、09:04

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