知韓派人士のジョシュア・スタントンの忠告

                                                       趙甲濟

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 ジョシュア・スタントン(Joshua Stanton)は、在韓米軍で法務官として1998年から2002年まで務めた人だ。米国に戻ってはワシントンで弁護士として働いた。米下院外交委員会を助けて対北制裁関連法を作るようにし、2004年からはFreekoreaというウェブサイトを運営している。ニューヨーク・タイムズ、ウォールストリート・ジャーナル、ワシントン・ポスト、フォーリン・ポリシーなどの著名な媒体に寄稿しており韓米同盟について議会で証言したこともある。特に、北韓人権問題を強調する人だ。

 彼は数日前、“韓国の民主主義を正常に戻すため、米国の安全毛布を取り除けろ”というタイトルの記事をサイトに掲載した。自由を護ろうとする自主国防の意志を喪失し、良識も疑わしい韓国人を正気に取り戻す方法は、駐韓米軍の撤収しかないという意味だ。彼は北核問題において文在寅政権が金正恩に屈服、韓国の自由と繁栄を明け渡そうとするのにも、韓国人たちは拍手ばかり打っていると厳しく批判した。韓国に対する愛情をもって書いたこの文の主要部分を紹介する。

 スタントン氏は、韓国に脅威になるのは在来の軍事力による侵攻でないと言う。大砲、ロケット、ミサイルなどを利用した待ち伏せ攻撃を繰り返すことで韓国の戦略的地位と経済的な活力を徐々に弱化させることだ。韓国が政治的に成熟し、内部的に団結していれば、その戦略は効かないはずだ。彼は“不幸にも、成熟してもおらず団結してもいないように見える”と言った。

 スタントンは4月27日の文在寅と金正恩会談の後、気まぐれな韓国内の世論の変化は、韓国人たちが文在寅政権の真の意図に気づいていないことを示していると言った。89%が板門店会談を成功したと信じ、78%が金正恩が信じられると答えるほどなら、ジョージ・オーウェルの『1984』の有名な文章を連想せざるを得ないという。

 “彼は自分に勝った。彼は大兄を愛した。”

 小説『1984』の主人公が全体主義国家の洗脳に負けたことを表現した話だ。韓国人たちが突然、虐殺者の金正恩を愛するようになったから、このような国民たちを正気に取り戻すためには駐韓米軍を撤退させ、韓国という国を崖ぶちに立たせねばならないという意味だ。

 スタントン氏は、板門店会談は韓国が一方的に屈服したと評した。韓国は具体的なことを何一つも得られず、韓国の警察を北韓政権の検閲官に転落させた。この指摘は韓国の警察が金正恩のために対北ビラ散布を阻止した事実を指しているようだ。

 <文在寅大統領は、大規模の対北経済支援を約束したが、これは国連の制裁を妨害して北韓の核廃棄の可能性を弱めることで戦争を不可避にする。この会談は北側の非核化を限りなく先送りし、平和協定を協商するとき、韓国は北側に籠絡されるだろう。10ヶ月前と比べて韓国の世論がどれほど変化したかを照合して見ろ!10ヶ月前は多数の韓国人たちが駐韓米軍のTHAAD配置を支持し、開城工団の再開および人道的対北支援の再開にも反対した。>

 スタントン氏は、このような気まぐれは集団的ノイローゼ症状に近い診断する。文在寅は、10ヶ月前は太陽政策を再開せよという使命を国民から与えられたと言えなかったのに今は変わったというわけだ。6月13日の全国の地方選挙は国会の補欠選挙13席を決定するが、この選挙が文政権をもっと強化させそうだと言った。保守層は、文在寅の与党がインターネットのコメントを操作したことを挙げて世論調査は信じられないと主張しながら、板門店宣言の国会批准動議、憲法改正、連邦制統一へ進むことはあり得ないとみるが、自分はそう楽観していないとした。

 世論調査を批判する人々は選挙で負ける場合が多いと言いながら、彼は自分が韓国人の良識(識別力)のレベルを過大評価したようだとした。いわゆる平和的協商が、金正恩を除く韓半島のすべての人々に不利な結果をもたらすことが分かっていないようだという。教育を受けた賢い人々が、見え見えの策に踊られ、自らの運命を精神病質者(サイコパス)に委ねるとは思わなかったという。

 民主主義は、自治能力ほど強いものなのに、数ヶ月以内に韓半島の二つの政治体制の中でどちらが先に崩れるか分かるはずだと言った。

 彼は、韓国人を正気に戻すためには、在韓米軍を撤退するしかないと強調する。米国が撤退すると見られてこそ韓国人たちは心を一つにし理性を取り戻し、核武装した全体主義国家、特に、反対者の抹殺を公言する北韓政権と、国家の資源や政府システムを共有するのが何を意味するのかを真剣に考えるようになる。反対者を抹殺すると言った北韓政権の警告は、絶対に空言葉でない。

 スタントン氏は、韓国人の運命を決定するのは軍事的能力ではなく政治力であると言った。韓国が韓民族の正統国家であり、韓国の政治・社会的制度が、死を賭して戦って護り抜くほどのもので、全体主義体制への降伏は、究極的には滅亡であることが分かるときにのみ国を救えるという。

 彼は、韓国の歴史的な趨勢が降伏に傾いたら、在韓米軍の存在はそれを妨げないだけでなく、大勢を取り戻せる力のある韓国人たちまでも怠惰にすると警告する。在韓米軍の存在は、韓国人に偽の安堵感を与え警戒心を麻痺させることで、親の世代が莫大な犠牲を払って築き上げた繁栄と自由を、青瓦台がひっそりと明け渡すことに同意したことに気づかれないようにするはずと言った。

 在韓米軍は、韓国の安全に対して明白かつ現存する危険になり得るが、その理由は韓国人たちが生存の決意を固めるのを妨害し、愛国心を育てるのにも邪魔になり、不屈の闘志を持ってこそ生存できるのに、そういう負担を避けるようにすると指摘した。

 <金正恩はトランプ大統領に会えば、大統領の提案を聞くが、それは降伏の勧誘で、そうなれば部下たちに米国人たちの前で説明するようにせねばならない。文在寅がそういう提案に同意したことから、文はバカかそれよりもっと悪いという事実を、そして韓国が降伏するのは自由だが、米国は日本にもっと強力な陣地を構築し、米国の安全を脅かす汚い韓国の政策をこれ以上は支援しないことを説明せねばならない。在韓米軍を縮小するか撤退する計画を流せよ。そして、全体主義と虐殺を恐れ、自由民主主義を大事にする韓国人たちが目覚めるようにせよ。自らを守るか放棄するかは彼らの選択であって米国の義務でない。米国が、戦うのを嫌い、護る価値もない韓国人たちに選択を強いるのはできない。アジアの有権者が自分たちのためやるべきことを、米国が代わってやるため(米国の)少年少女たちを1万マイルも遠い国へ送ってはならない。同盟は、両国の共通の利益のためにあるのだ。同盟が職業となってはならない。同盟が自殺の約束になってもならない。>

www.chogabje.com 2018-05-15 23:03

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