朴槿惠大統領は1月25日、韓国経済新聞の鄭奎載主筆が運営するインターネット媒体「チョン・ギュジェTV」のインタビューに応じて弾劾訴追後の心境などについて語った。朴大統領は昨年12月の弾劾案可決後、青瓦台出入り記者団との元日懇談会の外はメディアと一切接触しなかった。

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https://youtu.be/UHFsgj29oKU

 今日、朴大統領のインターネット媒体とのインタビューしたのは、弾劾審判に臨む大統領側の代理人団(弁護団)の助言で実現されたもので、同日、朴漢徹憲法裁判所長が3月13日まで結論を出さねばならいないと表明した直後に行なわれた。

 今月末に任期満了で退任する朴漢徹所長は、今日(25日)が退任前の最後の弾劾審判弁論への出席だった。朴漢徹憲法裁判所長が宣告を急ぐと異例的に発表したのは、自分の外にも李貞美憲法裁判官が3月13日に退任するため、その後は憲法裁判所の弾劾審理に支障をきたす憂慮があるという理屈だ。

 一方、朴槿恵大統領の代理人団は、朴漢徹所長の表明は弾劾審判手続きの公正さを害する重大な問題であることを指摘、猛烈に反発した。もっとも、事実関係すらまだほとんど確認されていない国家的重大事を宣告日を決めておいてから審理を急ぐのは誰が見てもおかしい暴挙だ。

 韓国大統領が「1人メディア媒体」性格のインターネット媒体と単独会見に応じたのは前代未聞の出来事だが、これは韓国政府を麻痺させた今回の「弾劾事態」が左翼が支配するメディアらの捏造と煽動がもたらした「メディアの乱」の側面に対する不満の表れである同時に、米国の「トランプ現象」でも確認されたように、既存の巨大メディアの発信力に挑戦する「ニューメディア時代の到来」を確認させた象徴的な事件とも言える。

 「朴大統領の肉声反撃」という字幕で放送された、韓国経済新聞主筆の鄭奎載(チョン・ギュジェ)氏とのインタビューで語った朴大統領の「重い心境」の要旨を紹介する。インタビューはこの統一日報のホームページの右の「정규재TV」からでも見られる。

 朴大統領は数日前に国立墓地の両親の墓参りに行ったと言った。朴大統領は自分が弾劾訴追されたことは「ある勢力によって企画されたもの」という認識を表明し、大統領に向かって口にするのも恥ずかしい低級な噂に関する質問に対しても、淡々とした態度で事実無根であると答えた。

 文化体育観光部の趙允旋長官らが左派系文化人のリストを作っていたことを理由に職権乱用で逮捕された件については、常識的には考えられない行き過ぎであるとの見方を示し、ブラックリストについては知らなかったと答えた。

 一連の疑惑を報じたメディアについては、「私が知らない話まで出ている」と述べ、虚偽の内容が含まれていると訴えた。弾劾の端緒となった崔順実被告の国政関与については、機密は漏れていないことを強調。人事については誰に推薦を受けても正式な手続きを踏んでおり、崔被告の思うままになることはないと否定した。演説原稿への助言については、一般にどう受け取られるかを聞いただけなどと説明した。特別検察の調査への対応については日程を調整中だという。

 ロウソク示威に対しては、メディアの報道に影響されたものとの見方を示した。それに対抗する太極旗集会が勢いを増していることには「雪が降ったり寒い中で来ている人を思うと胸がいっぱいになる」と述べた。ただ、双方の集会に顔を出す考えは今のところないと言った。

 セヌリ党が崩壊していることについては、会社や学校などさまざまな組織がある中、政党のみが同志といえる理念によってまとまった結社であると指摘、利害や私利だけでつながった政党は力を出せないと述べた。

 崔順実被告が自身にとってどのような存在なのかと改めて尋ねられた朴大統領は、長い時間付き合ってきて身の回りの世話をしてくれた人だが、今回の事態を通じて今まで知らなかった姿(事業やそれに絡む不正疑惑)があったことにショックを受けたようだった。

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