林秀桓(リバティ・コリアポスト編集局長)

 ドルキング(金・ドンウォン)一党は今年1月17日の夜から翌日未明までの4時間、ネイバー(NAVER)のニュースに掲載された文在寅政権批判コメントに集中的に「共感」をクリックした疑いを受けている。彼らはこの過程で「マクロプログラム」を使用したという。

 金ドンウォンは経共会(経済的共振化のためのグループ)などの秘密結社を組織して管理し、コメント操作に、その組織の資源を活用したという。マクロと呼ばれるコンピュータプログラムと秘密結社がコメント操作に活用された手段だったのだ。

 米国でもフェイスブックを活用した大統領選挙への介入と社会不安の助成問題が提起され、上院情報委員会に出席した米情報機関の官吏たちがこれを確認した。サンクトペテルブルクで行われた世論操作工作は、2016年の米国大統領選挙でヒラリークリントン候補の落選と米国社会の分裂を目的として恣行されと伝えられている。

 ロシアのサンクトペテルブルクのある建物では、誰かに雇われた作家たち(trolls)が煽動的文を書いてFacebookに掲載する作業が進められたという。作家が書いた煽動的文はすぐボット(bots)と呼ばれるコンピュータプログラムで大量複製されて流布されたという。ドルキングが坡州のある出版社の建物でネイバーのコメントに入り、マクロを利用して世論を操作をしたように、ロシアのサンクトペテルブルクでもある組織がフェイスブックでボットを利用して米国の世論を操作したのだ。

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 ドルキング事件が米国での類似事件と異なる点は、世論操作の主体が内国人であることだ。米国の法院は、サンクトペテルブルクで米国の世論を操作したロシア人の犯人たちに出頭命令を下したが、彼らがロシア国内にとどまっている限り、強制的に拘引する方法がない。ドルキングは韓国人のキム・ドンウォン一味だから、警察が逮捕し検察が起訴して法廷に立てねばならないのにそれがうまく行かない。(*右がドルキング)

 ドルキングの金ドンウォンなどは3月21日、警察に逮捕され30日に拘束された。しかし、この事件が外部に知られ始めたのは、ハンギョレ新聞が4月13日付に「民主党員が政府誹謗コメントを操作」と報道してからだった。金ドンウォンが警察に逮捕されてから23日後だ。

 警察は自分たちが確保した証拠を検察に全部渡さなかったという。最初は金慶洙議員と関連した資料を抜き後で提供したが、依然と不十分な状態という。検察は、警察が申請した金慶洙議員の金融口座と通話履歴に対する押収捜査令状を差し戻した。

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 警察に検挙した事件関係者たちは全員民主党員で、大統領の最側近の金慶洙議員と連絡を交わした証拠も確認された。共に民主党は金慶洙議員を慶尚南道知事候補に戦略公認した。(*左写真は金慶洙と文在寅夫婦)

 偽の世論に選出された公職者たちが世論操作犯を庇護して公権力が機能していないという疑いを受ける状況が展開されている。金ドンウォンのような世論操作犯たちがもっと多いことが疑われるため、その犯罪者たちの上部組織と疑われる金慶洙議員に対する調査が緊急なのに、そのための令状が却下され、彼は知事選挙に出て威勢をふるっている。

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 ネイバーは新聞社らが生産した記事をアウトリンクさせず、自社のポータル内に配置することでニュースの流通市場での独占的地位を享受している。尹永燦ネイバー副社長は、文在寅大統領選挙キャンプのSNS本部長として迎え入れられた後、文在寅大統領の国民疎通首席に任命されて活動している。(*右写真は文在寅と尹永燦)

 ネイバーはドルキングの世論操作の宿主の役割をした。偽の世論を活用して当選した公職者たちで構成された政権は、同じ方法で国政運営の支持率を再生産する。その政権の警察と検察は世論操作犯たちを検挙しながらも正常的に調査しない。ドルキングを除いた残りの世論操作組織に操作を止めるな、という合図を送っているのではないか。当面、南北首脳会談を利用して偽の平和世論を起こし、6月の地方選挙まで利用せねばならないから。

 偽の世論を広めた人々は政府を強奪した後、国家の建国伝統を断絶させる。1948年建国した正統性を否定し、李承晩と朴正煕大統領の近代化の業績を否定する。自由主義の国際秩序の前で面従腹背し、サード配備反対勢力を放置し、脱北者と拉致被害者の家族らの要求を無視する。

 1948年の建国伝統を否定する政権が韓米同盟を維持するだろうか。韓米相互防衛条約は、李承晩外交の産物だから。1948年の建国伝統を否定する政府が誰を代表して南北首脳会談に臨むだろうか。アイデンティティが不明な政府が南北首脳会談を通じて韓半島の平和を議論すれば、その内容は必ず偽の平和になってしまうはずだ。

 彼らは自らをロウソク革命で誕生した政府と自任する。ロウソク示威で前任大統領を弾劾するときも、数多くに誤報と偽のニュースがマスコミを占めた。メディアの偽のニュース裏には、マクロを利用したコメント操作があった可能性が濃厚だ。「ロウソク革命」は偽の革命で、偽の民主主義だ。偽の世論で誕生した政権が今、独裁者の金正恩と偽の平和を議論している。

 ドルキングは何千人もの会員を擁する経済共進化グループ(経共会)を率い、その中には500人の絶対的追従者を率いたそうだ。彼は組織員たちに小額株主運動を通じてお金を集めてサムスンやネイバーなどの大企業を買収した後、会員に富を配るとか、日本列島が沈没すれば(日本人の)難民を開城工業団地に移転させるという計画を示し人々を幻惑したという。

 ドルキングは検証されていない幻を売って人々を動員してコメント操作事業を行ってきた。お金と時間を使ってドルキングの幻想を購入する「経共会」活動は世俗宗教的な生活だったと言える。ニコラス・エバースタート(Nicholas Eberstadt)は昨日、ニューヨークタイムズに投稿したコラムで、「太陽政策」が世俗宗教のようなものだったと書いた(the Sunshine Policy is something of a secular religion in South Korea)。経共会よりもっと古く、もっと教勢が大きい世俗宗教が「太陽政策」だ。

www.lkp.news 2018.04.27 16:03:57

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