柳根一

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崔順実事態によって崩れたのは保守政党と政治家たちだけ
自由・民主・共和の資産である自由・保守市民は健在
一時、困惑したがわれわれの体制を護るため立ち上がった

 民心は今どうなっているか。人々は世論調査、同窓会、市場、美容院、タクシーの中、飲み会、SNS、セミナーなのようなことから民心を読む。自由党末期、維新末期、6・29宣言などのときは圧倒的でかつ普遍的な民心と言えるものもあった。それで、それが歴史の流れを変えたりした。では、今はどうか。

 今の民心はもちろん、大きくは二つに分かれている。ロウソク民心と太極旗民心がそれだ。初期ほどロウソク広場には野党的や進歩的な系列の外に、それと繋がっていない独立的な個人がかなり参加したかも知れない。ある中年の高校女教師の事例がそうだった。彼は“私は理念的に偏った同僚の教師たちが気に入らなかった。しかし、ロウソクを彼ら53個の団体が主催するのを知りながらも、そして彼らに利用される可能性があるのも十分承知の上で広場に二回出た”と言ったという。このような個人参加者が多数だったか少数だったかは分からない。そして、そういう個人たちが主催側の枠の中で動いたら結果的には利用されたものと捉える見方もあり得る。

 時間が経つほど広場の主題は‘意図された方向’へ動き始めた。“THAAD配備反対”“韓・米高位級協議中断”“対北敵対政策廃棄”“李石基釈放”“韓・米・日ミサイル防衛体系(MD)中止”など等。その女教師はこの頃はすでに広場からは抜けた。潘基文前国連事務総長も“ロウソクが当初とは変わった”と言った。ところが、その女教師のような個人たちの初心だけは額面通り認知すべきだろう。そういう独立した個人たちを舞台裏の‘企画者’‘組織者’‘理念団体の構成員’たちと一つに見る必要はないようだ。そうするほど‘企画者’の影響力の範囲だけを広く認める結果になるはずだからだ。

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 では、太極旗民心はどう見るべきか。そこにもそれなりに‘本部’はある。しかし、組織に属さず太極旗集会と示威に進んで参加した独立的個人たちは、今まで政治とはまったく無関心で誠実な職業人として、企業家として、専門分野の従事者として、中・長・老年の家長として、母として、婆さんとして、引退した公務員として生業にだけ充実してきた。だが、今回だけは生まれて初めて政治性集会と示威に参加した。このまま流されては大韓民国が駄目になるでは、と思って夜眠れないということだった。少年家長出身で自力で成功した企業人は電話でこう言った。“この頃は土曜日に同窓生たちと太極旗集会に出ます”“もしかしたら‘私の人生’が虚しくなりそうで出る”という實存的な宣言だった。

 それでは、その女教師のようなロウソク集会への参加した個人たちと、その企業のような太極旗集会に参加した個人たちは、実際には違いが多くない。この二人の個人には共通点がある。自ら眼覚めて国のことを心配したのがそれだ。彼らは素朴な市民の中に食い込んで群衆心理を刺激し興奮させデマをまき散らし、あらゆることは“体制が完全に邪悪で腐ったためそうだ”というふうに事態を限りなく増幅させようとする‘変革の企画者’たちとは違う、善意の‘憂慮する個人’たちだ。そして、こういう‘群れ’や‘輩'に縛られていない独立した愛国的個人たちの出現は自由・民主・共和の資産だ。

 “崔順実事態によって保守は崩壊した”とよく言われる。そのことでもしかしたら、保守という政党や政治家たちが致命傷を負ったかも知れない。だが、自由・民主・共和の価値を堅持した自由主義、保守主義の個人たちは依然として厳然に残っている。彼らは一時は何で頭を殴られたように呆然としたが、それで心をどう決めるべきか困惑したが、“それでもこれは違う。もう、われわれが乗り出さねばならないではないか”として太極旗を持って広場に出ている。1948年建国以来の大韓民国体制を護るため。自由・保守市民一人一人がこのように目覚めたのは、おそらく6.25戦争後、初めてかも知れない。

 したがって,自由・民主・共和・世界市場・韓米同盟・自由統一陣営を立て直す課題は、自由韓国党や正しい政党のような奴らに自由・保守市民が合わせてあげる式でなく、保守政界が自由・保守市民たちに合わせる式にならねばならない。太極旗陣営の本陣は今、保守政党ではなく在野の自由・保守市民たちにあるからだ。代議制民主主義の危機ではある。だが、その責任は自由・保守市民ではない保守政界が取らねばならない。

(朝鮮ドットコム http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2017/02/20/2017022002865.html 2017.02.21 03:11)

柳根一の耽美主義クラブhttp://cafe.daum.net/aestheticismclub 2017.02.21 09:57

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