韓国民はいま、三つの戦争中だ。韓半島に干渉する中国との対決、南韓征服を追求する金日成王朝との南北戦争、そして韓国の内戦、つまり韓国を社会主義体制に変えようとする勢力と反共自由勢力間の内戦だ。もちろん、三つの戦争は一つにつながっており、韓国の右派は三つの敵から攻撃されている。

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 この本は主に「朴槿恵大統領弾劾政変」で表面化した内戦を扱った。つまり、北核問題をめぐり、朴槿恵大統領が親中路線を捨て「北韓解放」を宣言するや、韓国内の左翼勢力が平壌と北京と組んで合法政府を倒したクーデターのことだ。この政変は単純な政権交代ではなく、長いあいだ、社会主義を夢見てきた勢力による体制転覆-レジームチェンジだった。

 親中・従北勢力の中核は、大衆煽動を専門とする職業革命家たちだ。朴槿恵大統領の弾劾事由はすべてが虚偽、捏造されたものだった。「弾劾事変」の起爆剤で唯一の物証とされた「タブレットPC」も捏造されたものだ。

 国会の大統領弾劾訴追議決から憲法裁判所での罷免決定まで、わずか九十一日。法的弾劾審判期間百八十日の半分だった。弾劾事由が偽りと捏造だったことは、罷免された大統領に対する十九カ月間の一、二審の刑事裁判でも明らかになった。科学的証拠は一つもない。

 文在寅主思派政権は自らの正統性を「ロウソク民衆革命」と主張するが、彼らは権力奪取後、「積弊清算」という恐怖統治をしている。毛沢東の文化革命やポル・ポト政権のような無慈悲な粛清・仕打ちだ。文政権は、元大統領や国家情報院長たちなど多くの政治犯を不法拘束した。左翼検察や裁判官たちは政治犯たちに重刑を宣告している。

 主思派政権の目標は、韓国を社会主義国家-「親中・南北韓連邦国」にすることだ。そもそも彼らは、自由民主の大韓民国の建国も否定する。彼らは自由民主勢力の反撃を遮断するため、すべての要職に全羅道出身者を配置し、国家安保の中枢である国家情報院を無力化し、国軍機務司令部も不法解体した。

 文在寅と金正恩は運命共同体だ。今年の九月、平壌で署名した「軍事分野合意書」は、韓国の防御態勢を解体する事実上の降伏文書だ。怒った国民が、文在寅を與敵罪と外患罪で告発した。「敵と組んで祖国に抗敵」する「與敵罪」の刑罰は死刑のみだ。

 主思派政権による左翼全体主義独裁は、ジョージ・オーウェルの『1984』が二十一世紀の韓国で現れたようなものだ。だが、韓国にはいかなる扇動と洗脳、暴力にも屈せず抵抗する有権者が四分の一以上いるのだ。とくに覚醒した青年層が急速に増えている。彼らは憲法と韓米同盟を守護するため、一昨年の十二月から毎週土曜日、太極旗(国旗)を持って街頭に出ている。この「太極旗部隊」はすでにレジェンドとなった。国民もやがて全体主義独裁打倒に決起する。

 幸いにも、この国家的危機をもたらした反逆勢力の陰謀と犯罪の証拠と痕跡は溢れている。正常な人間なら、真実が無視・迫害され、闇の中へ葬られることを許さない。自由右派の反撃の武器は、憲法とYouTubeなどのニューメディアだ。(中略)

 米国は、平壤と中国側に立つ主思派政権の韓米同盟への挑戦に対して戦略的対応に出た。国連安保理の強力な対北圧迫に加え、国連軍司令部を強化する。トランプ大統領は中間選挙の翌日、北の資産六三〇〇万ドルを凍結した。新任国連軍司令官も同日(十一月八日、韓国)、就任式で北の完全な非核化を要求した。レジームチェンジ戦略だ。

 混沌とした内戦のなか、正常国家へ向けた「太極旗部隊」の文明史的な戦いによって、新しい韓国人たちが育っている。日本のメディアのほとんどが関心を寄せないなか、韓国の反共右派の叫びに耳を傾けてくださった桜井先生とPHP研究所に深く感謝する。とくに、複雑な内容をわかりやすく整理してくれた白地利成氏に改めて感謝する。

二〇一八年十一月十一日

                                   洪熒

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  1. 金 国鎮 2018/12/22 08:07  コメント固定リンク  編集/削除  コメント作成

    韓国の政治の原因は韓国人にある。
    ムンジェインを支持したいのであれば支持すればいい。
    ムンジェインが戦前の上海臨時政府を韓国の政治権力だと言っているようだ。
    滑稽な話だ。

    戦前、多くの臨時政府がロンドンに集結していた。
    彼らの目的は祖国光複である。
    彼らはそのためにノルマンディの上陸作戦に参加した。
    多くの犠牲者を出しても彼らの言う政治権力の正統性を主張しようとした。
    彼らは戦後戦勝国の一員になった。

    上海臨時政府はどこで戦ったのだろうか?
    馬鹿げた話だ。
    それでは金日成は?
    金日成は満州の抗日運動の一員だ、戦っている。
    敵は関東軍だ、大規模な軍事組織だ。
    当時の抗日運動の責任者は楊隋宇だ。
    彼は関東軍によって殺害された。
    彼の努力は中国共産党に先立つ旧日本軍に対する唯一の軍事行動だった。
    それは今も中国東北で語り継がれている。
    中国東北に今も存在する多くの自冶州はその努力の証である。

    金正恩の話、ムンジェインの話等どうでもいい話だ。
    当時の朝鮮軍・関東軍には多くの朝鮮人が参加している。
    彼らの協力によって旧日本軍は満州に軍事進攻できた言っていい。
    多くの朝鮮系日本人が満州に移民した。
    今も彼らと彼らの子孫は中国東北にいる。
    旧日本軍の暴走によって多くの朝鮮人が巻き込まれたのは事実だろう。
    現実は彼らが旧日本軍と朝鮮人の間に入り朝鮮を支えたのではないのだろうか?

    金日成等関東軍にとっては敵でも何でもない。
    彼らの敵はソビエト軍のみだ。
    金正恩一族の妄想、ムンジェインの妄想などどれもこれも現実を無視した妄想だ。
    朝鮮半島に新しい政治権力ができつつある。

    南を代表する韓国軍と北を代表する北朝鮮軍の話し合いがいつ始まるかだ。
    その話し合いが進まないというのは金正恩とムンジェインは多くの民衆の支持を持たないということでしかない。

    プーチンとトランプに中東問題についての政治合意が成立しつつある。
    これ朝鮮半島に拡大する可能性が高い。
    在韓米軍の撤退はアメリカが望む・望まないではない。
    ムンジェインの要請でもない。
    韓国軍の近代化と作戦能力の向上によってもたらされた結果である。
    韓国軍は通常兵器をj国産化できると言っていい。
    韓国軍とロシア軍の間でいつ話し合いが進んでもおかしくない。

    朝鮮半島は朝鮮人が主役である。