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滿洲風俗-1

  これ以降の7枚には、「滿洲風俗」とあるだけで、コメントは無い。 後方に見えるのは、列車みたいだから、恐らくは駅での風景だろう。 引き出しの付いた台が、なんとなく面白い感じがするが、スイカ等を売る、果物売りだろう。 スイカにしては、着ている服装が、冬っぽいから、なにか別の果物なのかも知れない。
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滿洲風俗-2

 恐らくは穀物でも入った袋を運んでいる労働者ではないかと思われる。

 左右に2個づつの袋を乗せて、丁度よいサイズに成っている様に見えるので、専門の車なのかも知れない。

 台車と云うか、この一輪車の形といい、多分木製ではないかと思われる車輪といい、日本では見かけた事がない道具の様に思われる。



滿洲風俗-3

 馬車、と云うか、引いているのは驢馬の様に見えるが、川を渡っているところだろうか、この絵からは、ちょっと状況が分かりにくい。

 荷車、と云うよりは、乗用の様な感じがする。 2頭立てだから、御者の他に4名くらい乗れるのだろうか。

 遠方に見えている建物が、なんとなく異国情緒を感じさせる。





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滿洲風俗-4

  この絵だけでは、ちょっと分かりかねるが、饅頭屋だろうか。 絵葉書が変質している様に見えるが、湯気が上がっているのかも知れない。 多分、真ん中の鍋だか釜だかで、蒸すか焼くかしているのだろう。 3人の人物は、かなり厚着をしている様に見えるので、冬の光景なのだろう。



滿洲風俗-5

 現在でも、アジアの国々では、散髪屋が戸外で営業している風景を、写真やテレビで見る事があるが、当時の滿洲でも、そうだったのだろう。

 普通、客の前には大きな鏡があるものだが、この感じだと、仕上がるまでは床屋任せ、と云う事になるのだろう。

 頭を下げているのは、洗髪してもらっているのだろうか、この絵からは、ちょっと分からない。


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滿洲風俗-6

 工事現場か材木屋の光景だろう。
 日本の鋸は、引く時に切る様になっているが、これはどちらかと云えば、西洋式の様だ。 形もユニークだが、こんな風に斜めに立てて二人がかりで切る、と云うのも、珍しい。


滿洲風俗-7

 それぞれに、子供を連れたり、ちょっと大きな荷物を担いだりしているが、どういう状況なのか、ちょっと分かりかねる。

 買出しにでも行った帰りなのか、と云う感じもするが、いずれにしても、子供の帽子などから見ても、結構寒い時期なのだろう。
 女性の髪の感じや、衣服を持っている辺りは、銭湯の帰りの様にも見えなくはないが、銭湯と云うものが存在したのかどうかも、分からない。




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偶然に貴重なものを見つけました。満州国がまだ存在していた当時のもののようです。これから何回かに分けて載せます。
 
元のサイトは「旭 孝(アサヒ タカシ)」様のホームページからです。
http://homepage2.nifty.com/7m1lot/



2012/11/06 14:52 2012/11/06 14:52
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