W杯南ア大会でドイツの試合結果をすべて的中させている独西部オーバーハウゼン水族館のタコ「パウル君」の予言が、また当たった。
2年前の欧州選手権は、スペイン戦の予言を外した前例があっただけに、ドイツ国民はその再現に望みをかけていたが、パウル君の6連勝に終わった。
AFP通信によると、地元報道などではスペイン勝利のお告げに対しては反発も多く、「パウルをシーフードサラダかパエリアにしろ」「サメが入った水槽に送れ」などのコメントがネットなどに現れ、ベルリンではタコに反対する歌も歌われたという。
それに対してスペイン政府の閣僚らは8日、ドイツ人の反感を買い、食べられてしまうのではないかとの懸念を相次ぎ表明した。
サパテロ首相は、ラジオ局の取材に「タコの安否が心配だ。(スペインから)保護チームを派遣しようかと考えているところだ」と表明。エスピノサ海洋相は「12日に欧州連合(EU)の漁業関係相理事会があるので、ドイツに対しパウル君を食べないよう頼むつもりだ」と述べた。
パウル君については、「神託」が下った直後から「スペインが勝ったら、タコを速やかにスペインへ移送し保護すべきだ」(セバスティアン工業相)などとする声が上がっていた。
水族館は、9日にドイツ-ウルグアイの3位決定戦と、オランダ-スペインの決勝の予言をする計画だという。今回も当てたら初めてタコパウルの名をサッカーW杯歴史外典に名を刻むかもしれない。
先日、韓国試合の日、職安通りを通ったら、赤いヘル軍団の応援が凄かった。その二日後、渋谷の109の前はサムライブルーの熱気で凄かった。
韓国と日本は8強の壁を前にして惜しくも敗れてしまったが、思う存分サッカーを楽しんだ。もう少し頑張って欲しいと願ったけど、まぁ、歴史は一日に成らずで、少しずつ頂点に向かって行けば何時かは到達するのと希望が持てるだけの成果はあったと思う。アジアを背負って頑張っちゃ両国の選手に拍手を送る。
準々決勝のオランダ-ブラジル戦では序盤に、ブラジルのロビーニョらが判定に食ってかかるシーンもあったが、毅然(きぜん)とした態度で諭した。激しいプレーが多く、やや荒れ模様となった試合でも、それに過剰反応せず、最後まで冷静にコントロールした。
国際サッカー連盟(FIFA)は8日、当地で11日に行われるワールドカップ(W杯)南アフリカ大会決勝、オランダ―スペイン戦の審判団を発表し、日本の西村雄一国際主審(38)、相楽亨国際副審(34)が、それぞれ控えの第4、第5審判に選ばれた。日本人審判がW杯決勝戦の審判団に入るのはこれが初めて。
イングランドのハワード・ウェブ氏(38)が主審を務める。西村主審はピッチ外から主審を援助し、選手交代などを担当する。相楽副審とともに、主審らが職務を続行できなくなった場合には、それぞれ代わりに入る。
今大会で西村主審、相楽副審は、鄭解相国際副審(韓国)とのセットで開幕日のウルグアイ―フランスなど1次リーグ3試合を担当。決勝トーナメントでは、日本人審判として初めて準々決勝を割り当てられ、オランダ対ブラジル戦を担当した。

追記:2010.07.10
7月9日付けのAFP通信によると、サッカーW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)で、これまでドイツ代表チーム全6試合の勝敗を100%の的中率で予言してきたタコのパウル(Paul)が9日、決勝と3位決定戦の行方を占い、スペインの初優勝を予言したという。
「神託」は今回もドイツ西部オーバーハウゼン(Oberhausen)の水族館「シーライフ(Sea Life)」からテレビで生中継されたようだ。いつもどおり対戦国同士の国旗を張りつけたごちそう入りのプラスチック・ケースをパウルの前に下ろし、パウルが先に開けたほうが「勝者」になると言うことだ。
まずパウルは10日の3位決定戦を占い、自分の居住国であるドイツが、ウルグアイを下すと予言し、それから11日に行われる決勝戦の占いでは、パウルは即座に決断し、まっすぐスペインの箱に向かったかと思うとふたをこじ開け、ごちそうを飲み込んだとか・・・
ちなみにパウルの生まれはイングランドだという。