年の暮れに松飾り(門松)を立ててお迎えした年神様に滞在していただく期間で、松を取り付けている間とか、神様に待っていただく間などという意味といわれています。
一般的には1月6日までとし、松飾り(門松)を6日の深夜または7日の早朝に取り除くのが風習になっていますが、一部の地区では14日の深夜または15日の早朝に取り除くなど、地方によって異なります。
本来は小正月の15日までを「松の内」といいます。ちなみに1日は大正月といいます。そもそも「松の内」とは新年に際し歳神様を迎えるために道しるべとして門ごとに門松が置かれますがこの松飾りのある期間のことを「松の内」といいます。神様が鎮座するための場所は鏡餅ですね。
年賀状も15日まではOKなのですが、喪中の時に出す寒中見舞いが6日からなのと、丁度七草粥を食べるのも7日なので、どうも7日でお正月は終わりという風潮です。
同時に農家の仕事始め「田打ち正月」も11日です。ところで、お役目を終わった松飾りですが、その後どうしましょう?燃えるゴミで捨ててはいけませんよ。また庭先で燃やしてもいけません。最近は焚き火も条例で禁止ですから。
お役目を終わった松飾りは近所の神社の「どんど焼き」で燃してもらいます。「どんど焼き」はお正月のお飾りや書き初めなどを燃やし、その残り火で繭玉に似せたおだんごを木の枝に差して焼くという行事です。
このおだんごを食べると1年間風邪をひかないとか、書き初めは燃えかすが空高く飛ぶと字が上手になるとかいわれているようですね。
新年に入って初めて出合った人に、新年の挨拶を交わすのも松の内までです。
そういうことで、未だ間に合うのかな・・・
明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします。
※上記の書き物について、友人からメールがありました。
森下さんのブログで、鏡開きの件ですが、「以前は20日だった」
という部分、これ「以前」という時間感覚ではないですよ。
Wikipediaに簡単な説明があるので読んでください。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%8F%A1%E9%96%8B%E3%81%8D
で、20日を鏡開きとしているのは近畿・関西方面で、現在でも
20日にしているようです。
関東は、ずっと11日です。