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  1. 2012/01/30 不安を抱く

不安を抱く

ひとり言 2012/01/30 16:56

2012年になってもはや一ヶ月を過ぎていく。
2011年に大きな出来事は個人的にも国家的にも世界的にもやはり「地震」ではなかったのかと思う。

旧正月(今年は1月23日)は久しぶりに里帰りした。
父は以前より素直になっていた。
なんと言うかな、「強情」な性格の父からその「強情さ」が取れた感じで、
誰かを頼らないと生きていけない子供のようにとも言えよう。

親父は「うん」しか言わないんだよ。
親父に「違うよ」と言わせる質問をするようにしていると弟は言った。

お父さんは干し柿が大好きで、お正月にテーブルに出された干し柿のほとんどを食べたと思う。

私は干し柿が嫌いで、弟の嫁さんが出してくれた出来の良い高そうな最高級の干し柿をほとんど残してテーブルの上に放置。

父は珍しく、私が実家に居る間、いつもの自分の部屋のベッドではなく、リビングのテーブルの前に座って昼の時間を過ごした。

父はお砂糖を少し多めに入れたコーヒーをのみ、睡眠障害を心配した私は日本から持っていった玄米茶入り緑茶を父に飲ませまた。

多分干し柿のせいだと思うけど、便秘になった父
連休中の夜、慌てて開いている薬局を探し回って便秘薬を買ってきた末っ子の弟

その日私は、生まれて初めて父の足を洗ってあげた。父の誕生日だった。
足湯用のバケツに暖かいお湯を入れて父の部屋で足を洗って、きれいにタオルで拭いて、ボディーローションも塗って足のマッサージもしてあげた。
父は何も言わなくても幸せな笑顔を見せてくれた。

薬を飲んでベッドで横になっている父に、明日早い飛行機だから挨拶できないかも知らないと、しばらくのお別れを言いに行った。

「お父さん、お腹痛いの?」
「ううん、痛くないよ」

否定の返事をもらって、笑ってしまった私

翌朝未明、未だ5時だったのかな、目覚ましに起こされた私はトイレーから出てくる父に「おはよう」と声を掛ける。

「うん」・・・返事がおかしい・・・異常に気づいた私は父の箪笥の引出しから下着をズボン下を探し出しトイレの便座を洗い流し、弟を起こした。

弟は父を風呂場に連れて行き、洗ってあげて着替えをさせた後、私を車で空港まで送ってくれた。お互いに「体に気をつけてね」と言って空港でお別れ。


その朝、私は洗顔のところか、歯磨きも出来なかった。


日本に戻ったら、また地震の恐怖が待っていた。
首都圏直下型地震が4年以内に70%の確率で起きるということが報じられたようだ。
東京大学地震研究所の発表だったらしい。

韓国で感じた兄弟との国際政治全体に及ぶ考え方の違いも私を自問自答させた。
私の生き方、考え方は正しいのか。

父が聡気のままでいたなら聞いてみたかった。
父は頭の痛いことはもう考えないことにしたように見えた。




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