'韓国映画'に該当される記事2件

  1. 2011/02/21 若き父の姿を見た、映画『戦火の中へ』
  2. 2009/09/28 「白夜行」韓国で映画化 (2)


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 私の父は平壌の外港である鎮南浦(今の南浦直轄市)出身である。16
歳の父は学徒義勇軍という名の下で戦場に連れ出された。高校2年の父を私はこの映画で観た。

 主人公のオ・ジャンボム(多分、呉長範)は戦闘で死んでしまうが、父は連合軍(UN軍)の捕虜になり、16歳から三年間を捕虜収容所で過ごす。やがて戦争が終り、捕虜交換の交渉の最中、北に返される事を拒み、収容所を脱出した。
(父の話を元に、私は短編『悲しいクリスマス』を書いた。このブログの創作の部屋に載っている)

 それから、19歳の父はたった一人で韓国で生きる事になった。母は父の初恋で、父の24歳の時、私は生まれた。だから父と私は同じ干支である。今年、父は77歳になる。出来る事ならば、未だ元気のうち、61年前、無理やり連れ出された故郷、生き別れて二度と会うことができなかった両親の墓参りに行かせてあげたい。

16歳の若い父がこの映画の中に居た。多分、この写真の主人公オ・ジャンボム役のTOPのように、初々しい高校生だったはずだ。
 
 この映画は朝鮮戦争勃発60年を記して、昨年の夏、韓国で封を切った。8月には韓国語をそのまま訳した『砲火の中で』というタイトルで、このブログにこの映画について書いたが、その時、まだ映画を見ていなかった。
 通勤の時いつも通る赤坂見附駅の構内に貼られたポスターを見て、ようやっとこの映画が日本にやってきたと思った。封切りから始めての休みの日、2月20日の日曜日、有楽町の門川シネマでこの映画を見る事ができた。

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 朝鮮戦争で戦った学徒兵たちの悲劇を描く戦争秘話は、韓国映画らしい“母への思慕”をベースにした悲壮なドラマだ。1950年の韓国。北朝鮮の猛攻で首都ソウルまで陥落した韓国軍は、追いつめられ、最後の砦である洛東江の戦線を守り抜くために全兵力を投入しようとしていた。そんな中、戦略上の要地である浦項の軍司令部が置かれた学校を託されたのは、戦闘経験がほとんどない学徒兵たち。オ・ジャンボムをリーダーとする71人は、明らかに劣勢の状況の中、命懸けで戦いに挑んでいく…。

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 16歳の学徒兵の遺体から母親に宛てた手紙が発見され、そこに綴られた痛切な思いが、戦争アクションとして映画化されたのが本作。主人公ジャンボムは、本来、物静かな性格で、地獄のような戦闘光景を見たときのショックがぬぐえないのに、少年兵の中で唯一“戦闘経験がある”とみなされてリーダーに任命され激しく戸惑う。生まれて初めて見る無残な死、同じ民族同士が殺し合う矛盾、母への想いなどが彼の内側でせめぎあうが、それらにゆっくりと答えを出すような猶予はどこにもない。

 否が応でも戦争の最前線に立たねばならなかったジャンボムが、短期間にリーダーとして成長するプロセスはやや不自然なのだが、敵の襲撃から逃げず、まして降伏などせず、必死の思いで正面から戦うことを決意する姿は、悲壮感に満ちている。ジャンボムと対立し、やがて心を通わせていくのは不良少年ガプチョ。演じるクォン・サンウは、いくらなんでも学徒兵役には年齢的に無理があるのだが、少年院送りにされる代わりに志願兵になるという設定は、当時の韓国軍の追いつめられた状況を上手く表している。

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 日本でも学徒出陣という悲劇があり、それは強大な敵・米国との戦争の、敗戦の象徴なのだが、朝鮮戦争時、浦項で命を散らした学徒兵の戦いは、北朝鮮軍の南への侵攻を遅らせ、韓国軍の立て直しと、後の連合軍の反撃に大きく寄与した。しかしそのことが、結果的に朝鮮半島を決定的に二分してしまうのだから、歴史というのは皮肉なものである。映画は政治的な側面には踏み込まず、あくまでも少年たちの友情や家族への思いを軸にする情緒的な演出だ。これは監督のイ・ジェハンの嗜好なのだろう。学徒兵たちの表情は皆、まだあどけない。彼らが軍服ではなく学生服を着ていることが、悲劇をより際立たせた。


(原題「71 Into the Fire」)
(韓国/イ・ジェハン監督T.O.P、クォン・サンウ、キム・スンウ、他)


2011/02/21 14:42 2011/02/21 14:42


 白夜行(びゃくやこう)はご存知のとおり、大ベストセラーの東野圭吾の長編ミステリー小説です。集英社の「小説すばる」の1997年1月号から1999年1月号に連載され、1999年8月には、単行本として刊行されました。

 当初は、連作短篇として連載されていましたが、単行本では長篇に構成しなおして刊行されました。発行部数は2005年11月の時点で55万部。ドラマ第1話放送後に、売れ行きが伸び、2006年1月に100万部を突破しました。2007年4月時点では、120万部を超えている大ベストセラーとなっています。その頃、私も家族の勧めでこの小説を読みました。

 幼少時、初恋の少女を助けるために父親を殺した少年。その少年を庇うために母親の命を奪った少女。彼らの残酷な14年間の愛の軌跡を描いた物語が「白夜行」です。私は同情人物の図を作り、それぞれの関係を表にしながら読んでいました。複雑に絡む人間関係の中からミステリを解く鍵を見つけるのは推理小説の一般的な読み方だと思っていたからです。もちろんすこしずつ犯人に辿り着く楽しみもありました。

 ストーリーは1973年の大阪。ある質屋が殺されました。何人かの容疑者が捜査線上に浮かびますが、どれも決定的な証拠はありません。最後に被害者と会った女がガス中毒死して、事件は迷宮入りを迎えます。

 被害者の息子である桐原亮司と, 容疑者の娘の西本雪穂。2人のその後の人生は順風満帆ではなく、次々忌まわしい事件が降りかかります。
随所にさまざまな伏線が張られていますが、壮大なスケールでのストーリー展開は、こまかな謎の存在などどうでもよいという印象すら与えてくれるほど。さてその結末は…

 この小説はTBSによってドラマ化されています。原作と違って最初から犯人を明らかにしてこのドラマは始まっていました。ドラマでは、原作にほとんど描かれていなかった亮司と雪穂の関係が描かれています。

 しかし、時代の整合性上、殺人事件が発生したのが1973年ではなく1991年となっていて、第1話導入部でいきなり原作のネタバレを登場させたりするなど、ドラマでは原作と大きな相違がありました。視聴者からは「小説のイメージと主要キャストの雰囲が違う」という意見も多数寄せられました。さらには、映像化そのものに反対する意見など,さまざまな声がTBSに寄せられました。

 原作者は、内容の改変に寛大な作家としても知られていますが、本作では「原作とドラマでは、主人公の性格が180度違う」という異例の発言を行なったそうです。原作に大幅な手を加えたことについて、石丸彰彦プロデューサーは雑誌のインタビューで「亮司と雪穂をモンスターにしたくなかった」と語っています。



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 この『白夜行』が韓国で映画になります。11月封切りの予定で、監督は「パク・シウ」、刑事役は『八月のクリスマス』、『シュリ』などで有名な俳優ハン・ソッキュ(韓石圭)、女主人公の「雪穂=미호」役に『私の頭の中の消しゴム』と『四月の雪』で知られているソン・イェジン(孫芸珍)、影で生きる男主人公「亮司=요한」役は若手のコ・ス

 この秋、最も期待できる映画として注目されているこの映画に、小説『白夜行』の一読者として、わくわく期待を寄せてます。o(^-^)o




韓国版『白夜行』予告編
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2009/09/28 15:54 2009/09/28 15:54