文ちゃんがツブヤク!
 
            
                                      2014年6月4日(水)

台中貿易協定と学生運動

NHK・BS1「ドキュWAVE」で、台中サービス貿易協定をめぐる学生らの反対運動と3週間に及ぶ立法院占拠のルポを見て、粘り腰の強さと民主的手続きの成熟度に感心させられた。
60年安保闘争から70年の大学紛争の挫折までは、政治や社会の矛盾の目を向け熱を帯びていた日本の学生運動も高度成長の経済社会のなかで内向きとなり、戦中・戦後の苦難を生き抜いた我々の世代が危惧する安倍政権の強権的な政治手法に、異議申し立ての動きはない。
馬九総統が押しすすめる台中協定が民意に反しており、台湾のサービス業が中国企業に席巻されるとネバリ強く主張した学生らは、ヒマワリがシンボルの30万人のデモ集会を組織したが、与党・国民党の強硬姿勢に業を煮やして立法院占拠に及んだ。
長引くこう着状態を打開する模索のなか、与党に属する立法院長の仲介で一定の妥協にたどり着いたが、長期間占拠の立法院からの撤退を決める際、幹部学生の柔軟なリードで日本の学生運動に見られた陰惨な“内ゲバ”は生じなかった。
台湾経済の低迷に台中貿易協定締結で打開を図る馬九総統の政策で人の往来が盛んになれば、習近平氏は、中国学生運動の動向にいっそう過敏にならざるをえないであろう。


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2014/06/04 22:51 2014/06/04 22:51
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